明暦三年支配帳・寛文元年盛岡藩家臣支配帳

・「明暦三年支配帳(原本 慶安御支配帳)」は『岩手県史』 第五巻より援用した。
・ 明暦三年支配帳」の成立時期は、明暦四年閏十二月に召し抱えられた生方二郎兵衛をはじめ、万治二年八月に召し抱えられた漆戸甚左衛門や同年十一月に召し抱えられた大浦八左衛門・大槻八郎兵衛も記載されていないので、更なる詰めは必要であるが、基本的には明暦三年十一月朔日歿の毛馬内靱負があり、かつ、同年十一月五日に召し抱えられた浦上九郎兵衛が記載されていないことから、明暦三年十月頃の家臣団を示していると想定される。よって、ここでは「明暦三年支配帳」の仮題で掲載する。
・「寛文元年盛岡藩家臣支配帳」は『青森県史』資料編近世4より援用した。両支配帳には『雑書』『系胤譜考』『参考諸家系図』『身帯並御加 増分地被召出之類』『永御暇被下類・身帯被召上』等によれば、印東茂右衛門・朝倉武兵衛・秋田金左衛門、その他、本来であれば記載されている筈の諸士が見えない。記載基準は判然としないが、推して脱落であろう。しかし、本史料は、上記の不備を超えて、『雑書』の外、当時期の史料を読む際に必携資料たりえることを確信する。
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以下続編

享保御支配帳を予定


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