荒木田　あらきだ

荒木田新左衛門家

明治元年支配帳に荒木田新左衛門家がある。『参考諸家系図』によれば、荒木田甚左衛門定治の二男甚右衛門政勝【系図参照】を祖と伝え、、明治維新後に本姓一戸氏に改めた一戸家がある。政勝は元禄中に召出され二人扶持を食み享保六年死去した。政勝の跡を継いだ重右衛門正房は北上川除普請奉行、三戸蔵奉行を勤め寛保三年三戸で死去した。正房の跡を十郎が相続し寛政七年死去、次いで耕作が相続した。耕作は同十二年に死去し、その子耕作政方が家督を継いだ。政方は先供を勤め文政十二年に死去。その跡を実弟の駒助が相続し天保六年に隠居、翌七年死去した。その跡を島川儀左衛門の二男新左衛門が相続し、宮古通代官所下役を勤めた。その後、国益用所で針銅製造を担当した。その跡を継いだ登太郎舎政は維新後荒木田を本姓一戸に復して一戸舎政と改めた。その跡を衷時、三矢、二郎と継ぎ、その跡を継いだ一戸久子氏は現在盛岡市に在住する。 　諸士リスト（あ行） 盛岡藩士の家系メインリスト